3Dモデルを閲覧できます

RangeVision モデルSpectrum

RangeVision社の3Dスキャナー モデルSpectrumは、2台のカメラ(3.1 MP)とプロジェクターで構成され、
「 ストラクチャーライト」方式を採用しています。

3Dスキャナー Spectrumは 高密度・高精度スキャンが可能で、3つの“スキャンモード”を使い分け、小物から大型のワークまでスキャンできます。

ワークの大きさ(1~3m)

評価用に、スキャンデータ(STL)をダウンロードできます。

3D PDF(Door_car.pdf)はこちらへ

ワークのサンプル

1.比較検査機能の例(ブラケットをScanデータとCADデータで比較)

2.50mmゲージブロックとの比較の例

50mmゲージブロック(市販品) 50mmブロックをスキャンし、検査ソフト(PointShape)で面間距離を測定した結果、49.9930mmとなった。
50mmゲージブロックのスキャンデータ (STL)は、こちらからダウンロードできます。

RangeVision モデルSpectrum

専用の回転テーブルの使用で、ワークを全自動 360°回転させながらスキャンして3Dモデルを作成できます。1回転のスキャン時間は約1分です。複数のスキャンデータを自動で、正確にアラインメント(位置合わせ)します。2台のカメラの位置を移動させることで(狭める/広げる)、小物から大型のワークまでスキャンできます。また、形状変化の少ない対象物のスキャンでは、専用のマーカーを使用できます。自動で露出コントロールするため、最適なパラメータを設定でき、室内光の変化に影響されずスキャンが可能です。表面のコントラストが大きいワークに対しては「ダブル露出機能」を使用することで、より確実にデータを取得できます。

3種類のカリブレーションプレートが標準装備されており、通常10分以下で完了できます。作成されたモデルと測定値の画像を撮影でき、2Dフォーマット (JPEG, PNG, BMP, PDF)で出力でき、画像の解像度を変更可能です。

Spectrumの仕様

RangeVision Spectrum
測定視野(mm〉 520 x 390 x 390 280 x 210 x 210 133 x 100 x 100
ワークの大きさ (mm〉 600 ~ 3,000 300 ~ 1,000 10 ~ 400
3D解像度(mm) 0.25 0.15 0.06
精度 (mm〉 0.12 0.06 0.04
点間距離 (mm〉 0.26 0.17 0.072
作業範囲 (mm〉 1000 600 300
カラーカメラの解像度 3.1 MPix, 1/2"
プロジェクタ WXGA (1280х800)
光源 白色LED
スキャニング方式 ストラクチャ方式(構造化ライト)
スキャンモード 自動合成、マーカー使用、ターンテーブル使用
カラー画像の取得 可能
出力フォーマット STL, OBJ, PLY
カリブレーションでの調整時間 約7分
スキャナーの寸法 (WxHxL)  450х100х220mm
重量 1.25 kg
自動ターンテーブル
(標準品)テーブルサイズと耐荷重
(オプション)テーブルサイズと耐荷重
 
Φ125×60mm, 20 kg
Φ320mm, 60 kg
接続 HDMIx1, USB2.0 (または3.0)×2ポート(ターンテーブル使用時は3ポート)
電源 220V, 65W
PC動作環境 Intel i5またはi7、メモリー 8GB以上、Windows 10 (64 bit)、
デュアルモニター用グラフィックカード

*仕様は予告なく変更なる場合があります

付属のソフトウェア(ScanCenter software)

Spectrum 3Dスキャナーをご購入いただきますと、ライセンスは永久版で無料でアップデートできます。今後サポートされる新機能は無償で更新できます。

3DスキャナーRangeVision Spectrumは専用の回転テーブルを使用することで、高速にスキャンし自動で3Dモデルを作成します。このスキャンの作業手順はScanCenter softwareで設定します。

ScanCenter softwareは、独自のモデリング・アルゴリズムで大量のデータでも短時間で処理できます。様々な出力フォーマットをサポートしています。なお、ライセンスは他のPCに移動して使用することができます。

特長

  • ホワイトバランス用自動調整機能があり、3Dカラープリンタ―での造形、あるいはアニメーションなどで高画像のグラフィックを必要とする場合に利用されます。
  • カメラの解像度を変更することで、スキャンのスピードや密度を変更できます。
  • 複数のスキャンを自動でアライメントできます。この場合、形状どおし、あるいはマーカーを使って合成します。または、マニュアルでも合成可能です。
  • 自動あるいはマニュアルでスキャンデータをフィルタリングでき、バックグラウンドも自動で削除できます。
  • グリッドスムージング機能はワーク全体、または選択箇所の表面をスムージングできます。
  • 最終の3Dモデルに対してスケーリングを実行できます。

3D検査と測定機能

ScanCenter softwareには、3D検査・分析機能があります。2つのグリッド間のジオメトリーを計算し、カラーマップで差異を表示します。検査された3Dグリッドの点の間で測定できます。スキャンデータとCADモデル(成型品、曲面形状のワーク、プレス加工品、金型等)を比較し、検査・測定をおこなうことができます。この機能はこれまで別売でしたが、最新のバージョンに含まれています。

STEPフォーマットでCADモデルをインポートすると、自動でメッシュモデルを作成します。ジオメトリープリミティブ(シリンダー、球、平面、ポイントなど)を新たに定義することで、ワークの内径測定や長さ計測を実行できます。

↑