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オプテック社 移動体レーザーシステム LYNX MOBILE MAPPER
Lynxの実データ(txt)をご提供します。弊社までお申込み下さい。
新にLynx V200がリリース。計測スピードは、200,000点/秒です。
センサー技術で世界をリードするオプテック社(カナダ)は 2007年、次世代の移動体レーザーシステム、 Lynx Mobile Mapperをリリースしました。移動体計測で最も重要な技術
はレーザーセンサーです。
Lynxは高精度・360度回転の3Dスキャナーヘッドを搭載しており、海外ではすでに多くの企業で使用されています。
移動体計測で最も需要な技術はレーザーセンサーです。移動体センサーの精度が悪いと、高精度の点データを取得できません。 オプテック社は長年開発してきた航空レーザーのセンサーヘッドを利用して、Lynx用に高精度のセンサーを製造しました。
Lynxは、高精度のレーザーと高解像度の画像装置、 さらにナビゲーションを搭載した車載型・移動体システムです。 従来の測量機と同程度、また航空レーザー以上の精度を誇ります。
オプテック社のLynx Mobile Mapperの特長は、以下のとおりです。
- 複数のセンサーを搭載することで陰の部分をなくす。
- カメラでカラーの点データを取得する。
- POSシステムと統合されている。
- ほぼすべての車に設置可能である。
- 安全なClass 1のレーザーである。
- 高速・高解像度のセンサーで解像度のロスがない。
- 高速スピードで走行しながら計測できる。
機動性
Lynxは機動性に優れています。固定式レーザーと異なり詳細な三次元情
報を時速80kmで取得します。最大4台のレーザーを搭載することで、1回の
走行でより多くのエリアを計測します。このため、見えない陰になった場所
を極力減らします。2台のデジタルカメラを搭載して、RGBの点群データを
同時に取得します。カラーの点データは車の3Dナビゲーションなど、多くの
アプリケーションで利用できます。
操作は、コントロールラックに連結したPC上で行ないます。
車のバッテリーで作動するため特別な電源ユニットは必要ありません。
なおレーザーの安全基準はクラス1(IEC/CDRH)です。
小型・軽量のレーザーシステムとカメラ、さらにIMU/GPSアンテナを自動車のルーフラックに固定でき、 また他の移動体にも設置可能です。 マウントは堅牢な構造になっており、センサーとナビゲーションを保護します。
解析ソフトウェア
移動体システムは、一度に大量の点データを取得します。そのためオプテック社は、高速で膨大な データを処理するアプリケーションを用意しています。同じくプランニング、プロジェクト、慣性位置制御、 データ解析、各種の情報を抽出するソフトウエアも提供しています。
柔軟性に富むシステム
計測方法は車を停止して、または走行しながら計測します。
停止した場合は高い精度が得られます。
一方移動しながら計測する場合は、複数のレーザーやGPS/IMUを使用することで短時間で広大なエリアをスキャンします。
移動体機器に求められることは、安定したレーザーシステム、および柔軟性なシステム構成であると言えます。
Lynxは複数の高精度レーザーとカメラを連動させ連続で計測し、POSとは統合化されています。
最も高精度のセンサーを搭載
レーザー開発に33年の歴史を持つオプテック社が開発したLynxは、 すばやく現場へアクセスして、三次元計測を行なうモバイル・レーザー システムです。オプテック社の歴史の中で、最も高精度のセンサーを 搭載しています。
市場性
モバイルマッピングの分野は今後、大いに拡大していくと予測されます。
その応用分野としては、道路の維持管理(マンホール、電柱、白線、道路標識、路面形状等)や施工管理、道路台帳の元データ、
ダムや橋など構造物のモデル化、鉄道の施設管理と車両限界の確認、駅周辺と地下街の3Dデータ化(避難ルートの策定)、災害地の把握、
道路上のケーブル類(電線、電話線)の高さ測定と3Dネットワーク管理、交通事故の現場検証、都市の3D化、カーナビ用3D地図などです。
飛行機などでしか実現できなかった移動式の計測方法が将来、画期的に変わります。
Lynxは通常の走行速度で計測するため、道路の交通規制は不要です。
Lynxは世界の移動体レーザーシステムの中で、最も注目されています。 それは、世界No.1の航空レーザーのメーカーであるオプテック社が製造しているからです。 Lynxは精度、スピード、写真技術、2 path scanning、レーザークラスの安全性など、すべての面で完成 度が高いレーザーシステムと言えます。すでに海外で導入が進んでいます。
測量は、短時間・少人数・夜間作業がよりいっそう求められます。
そのため計測作業は将来、スタティックから移動体レーザーへと変わると思われます。
LYNX MOBILE MAPPERの仕様
移動体レーザーシステムで、レーザー、カメラおよび位置制御装置を同時に搭載しています。
車などに搭載し移動しながら計測します。
Lynx Mobile Mapper | V100 | V200 |
---|---|---|
仕様 | ||
センサの数 | 1〜2 | 1〜2 |
カメラ | 2式 x (2M画素) | 2式 x (5M画素) |
計測距離 | 100m(反射率20%) | 200m(反射率20%) |
距離精度 | (+/-) 8mm, 1σ | (+/-) 8mm, 1σ |
絶対精度 | (+/-) 5cm, 1σ | (+/-) 5cm, 1σ |
速度 | 100 kHz | 200 kHz プログラム可能 |
同時取得するパルスの数 | 最大4 | 最大4 |
スキャン周波数 | 150 Hz | 80 〜 200 Hz |
視野角度 | 360° | 360° |
電源 | 12 VDC, 30A(最大) | 12 VDC, 30A(最大) |
操作温度 | -20°〜40°C | -20°〜40°C |
保管温度 | -20°〜40°C | -20°〜40°C |
レーザークラス | IEC/CDRH Class 1 eye-safe | IEC/CDRH Class 1 eye-safe |
搭載する車種 | ほぼ全車種で搭載 | ほぼ全車種で搭載 |
レーザーシステムの性能
- 計測距離:200m(反射率20%)
- 絶対精度:+/-5cm(標準偏差)
- 距離精度:+/-8mm, 1σ(標準偏差)
- 空間密度:5〜10cm以内(距離10m、50km/時速の場合)
装置
- 位置補正:Applanix POS LV 420または同等製品
- 測定範囲:フル360°をカバー
- 測定:同時に最大4台のレーザーで計測
- スキャンレート:9000rpm
- 測定スピード:20万点/秒
- センサー数:1〜4台のレーザー
- カメラ数:1〜2台
- データ受信:スキャニングと同時にデータ取得
- データ保存:リムーバルメディア
- 搭載車:制限なし、最大64-80km/時速で計測可能
- カメラ搭載:カメラの画像からカラー点群を作成
- ビジュアル化:リアルタイムで3Dデータを取得
解析ソフトウエア、LynxProcess
- 点データの解析と処理
- ジオイドと座標の変換
- 各種の出力フォーマットをサポート
操作および使用環境
- 操作温度:-20°〜40°C
- 保管温度:-40°〜80°C
レーザー安全基準
- レーザークラス:クラス1(EC/CDRH)
Lynxの精度は、搭載するレーザー数、車の速度、GPSなどの精度により異なります。
上記の仕様は予告無く変更になる場合があります。
なぜ、複数のセンサーが必要なのか?
複数のセンサーは、スキャニングできない陰のエリアをなくします。
- レーザーの解像度を増やすことができる。
- 走行スピードを上げて計測できる。
- 走行する車の後ろはすべてカバーする。
- センサーは車の前方、〜45°を見ることができる。
- フルサイズでエリアをカバーする。
以下のとおり2台のセンサーを搭載することでレーザー光が最大限に届くようになります。
LYNX MOBILE MAPPER のシステム構成
Lynxは、レーザー、カメラ、GPS/IMU、データストーレッジ、PCで構成されています。
すべてのコンポーネントが統合化されています。
統合化されたシステム
Lynxは小型なコントロールシステム、オンボードメモリー、シンプルな操作環境、車の電源を使用するなど、 ひとつのパッケージで提供いたします。搭載する車は特に制限がありません。 基本的にどの車にも設置可能です。
ワークフロー
プラニングからデータ取得まで、Lynxの作業工程は簡単です。
プラニングはGoogle Earthと統合化しており、Google earth imageとKMLファイルをインポートできます。
事務所で実際の計画立案を行ない、計測現場へメールを送ることができます。
作業の効率と危険箇所を事前に予知します。データ処理用ソフトウエアとして、Lynx Procesを使います。
Lynx Surveyの機能
- KMLファイルと画像をインポートする。
- すべてのレーザー、カメラとPOSセンサーをフルコントロールできる。
- リアルタイムのビジュアル化(2Dと3Dデータ)
Lynx Processの機能
- レーザーの点データを計算する。
- 点データをチェックする(ビューア)。
- ジオイドと座標を変換する。
- 各種のフォーマットへ出力する。
LYNX MOBILE MAPPER で取得したデータの画像
データを作成
レーザーの座標値とカメラの画像を同時に取得することで、 カラーの点データを自動的に作成します。 高解像のジオコード・デジタルビデオを走行しながら 取得します。