製品紹介
- LiDARモジュール、RGBカメラ、高精度IMUを統合
- 高効率1回の飛行で2km²をカバー[1]
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高精度垂直精度:5cm/
水平精度:10cm[2] - 点率:240,000点/秒
- 3リターン対応[3]
- 検知範囲:190m(反射率10%、100klx)
- 保護等級 IP54
- 点群ライブビュー
妥協のないデジタル化
並外れた効率性
リアルタイムでトゥルーカラー点群モデルを生成します。または、70° FOVのLivox製フレームLiDARモジュールと1インチセンサー可視光カメラを使用して、一度の飛行で2 km2の点群データを取得します。[1]
比類のない正確性
高精度IMU、測位用ビジョンセンサー、GNSSデータ連携により、センチメートル精度でのモデル構築を実現します。
いつでも利用可能
保護等級IP54により、L1は雨や霧などの悪天候条件下でも動作します。LiDARモジュールのアクティブスキャン方式により、夜間でも飛行が可能です。
飛行中に、データを視覚化
Livox製LiDARモジュール
- 最大100%有効な点群を生成するフレームLiDAR
- 検知範囲:190 m(反射率10%、100 klx)
- 実効点率:240,000点/秒
- 3リターン対応[3]
- 非反復スキャンパターン、反復スキャンパターン
視覚情報を全て記録
RGBカメラ
- 20MP
- 1インチ CMOSセンサー
- メカニカルシャッター
いつでも正確なディテールを
高精度IMU
- 正確な測位をサポートするビジョンセンサー
- GNSS、IMU、RGBデータの融合
3D点群で見えてくる世界
点群ライブビュー
リアルタイムの点群によって現地で即座に結果を確認でき、オペレーターが重大な意思決定を素早く下すための情報を得ることができます。 各フライトの直後に点群データを確認することによって、現場作業の品質も検証できます。
測定とアノテーション
測定とアノテーションを使用して、点群モデルの重要な測定結果を取得・考察できます。[4]
ワンストップで行える後処理
DJI Terraは、POSデータ計算の実行に加えて、IMUとGNSSのデータを融合し、点群と可視光を計算します。そのため、構築されたモデルと精度レポートが簡単に生成されます。
- 速度13 m/s、飛行高度100 m、サイドラップ率10%、点群密度100点/m2以上で30分以上飛行した際の値です。
- この精度は、以下の条件下で測定しています:5分間のウォームアップ後に DJI Pilotでキャリブレーション飛行が有効になっている状態のマッピング ミッションを使用し、RTKがFIX状態。相対高度50 m、飛行速度10 m/s、ジンバルピッチ-90°に設定され、飛行ルートの各直線部は1000 m未満。DJI Terraを後処理で使用。
- 2リターンまたは3リターンの運用では、点率は480,000点/秒です。
- 近日対応予定です。
スペック
一般 | |
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名称 | Zenmuse L1 |
サイズ | 152 mm × 110 mm × 169 mm |
重量 | 930±10 g |
消費電力 | 標準:30 W 最大:60 W |
保護等級 | IP54 |
対応機体 | Matrice 300 RTK |
動作環境温度 | -20° to 50° C (-4° to 122° F) 0° to 50° C (32° to 122° F) (RGBマッピングカメラの使用時) |
保管環境温度 | -20° to 60° C (-4° to 140° F) |
システム性能 | |
測定距離 | 450 m @ 反射率80%, 0 klx 190 m @ 反射率20%, 100 klx |
点数 | シングルリターン:最大240,000ポイント/秒 マルチリターン:最大480,000ポイント/秒 |
システム精度(RMS 1σ)1 | 水平: 10 cm @ 50 m 垂直: 5 cm @ 50 m |
リアルタイムカラーリングモード | 原色; 反射率着色; 高低差着色; 距離着色 |
Lidar | |
レンジ精度(RMS 1σ)1 | 3 cm @ 100 m |
最大リターン | 3 |
スキャンモード | 非反復走査パターン、反復走査パターン |
FOV | 非反復走査パターン:70.4°(水平)× 77.2°(垂直) 反復走査パターン:70.4°(水平)× 4.5°(垂直) |
IMU | |
レーザークラス | Class 1 (IEC 60825-1:2014)(目の安全規格) |
IMU 更新頻度 | 200 Hz |
加速度センサー範囲 | ±8 g |
角速度計範囲 | ±2000 dps |
Yaw精度(RMS 1σ)1 | リアルタイム: 0.3°, 後処理: 0.15° |
Pitch / Roll 精度(RMS 1σ)1 | リアルタイム: 0.05°, 後処理: 0.025° |
補助ポジショニングビジョンセンサー | |
解像度 | 1280×960 |
RGB マッピングカメラ | |
センサーサイズ | 1 インチ |
有効ピクセル | 20 MP |
写真サイズ | 5472×3078 (16:9); 4864×3648 (4:3); 5472×3648 (3:2) |
焦点距離 | 8.8 mm / 24 mm (35mm換算) |
シャッター速度 | メカニカルシャッター速度: 1/2000 - 8 s 電子シャッター速度: 1/8000 - 8 s |
ISO | 動画: 100 – 3200 (Auto), 100 – 6400 (Manual) 静止画: 100 - 3200 (Auto), 100 - 12800 (Manual) |
絞り範囲 | f/2.8 - f/11 |
対応ファイルシステム | FAT (≤32 GB); exFAT (>32 GB) |
写真フォーマット | JPEG |
動画フォーマット | MOV, MP4 |
動画解像度 | H.264, 4K: 3840×2160 30p |
ジンバル | |
スタビライズシステム | 3軸 (チルト, ロール, パン) |
角度ぶれ範囲 | 0.01° |
マウント | 取り外し可能 |
機械的な可動範囲 | チルト: -120° to +30° パン: ±330° |
オペレーションモード | フォロー/フリー/リセンター |
データストレージ | |
Rawデータストレージ | 写真/IMU/GNSS/点群データ/キャリブレーションファイル |
対応SDカード | microSD:シーケンシャル書き込み速度50 MB/秒以上、UHS-Iスピードクラス3以上 最大容量:256 GB |
後処理ソフトウェア | |
対応ソフトウェア | DJI Terra (Proバージョン) |
データフォーマット | DJI Terra (Proバージョン) 標準フォーマットの点群モデルのエクスポートをサポート 点群フォーマット: PNTS/LAS/PLY/PCD/S3MB フォーマット |
- この精度は、DJI ラボ環境にて、以下の条件が全て揃っている状態で測定:5 分間のウォームアップ後、DJI Pilot でキャリブレーション飛行を有効にした状態でマッピングミッション中、RTK ステータスが FIX の状態。相対高度 50 m、飛行速度 10 m/s、ジンバルピッチ -90°、飛行ルートの各直線部が1000 m 以下に設定。DJI Terra を後処理で使用。
- 25℃の環境で100 m離れた対象物(反射率80%)を使用しての測定値です。測定結果はテスト条件によって異なる場合があります。
※記載の数値に誤差が生じる場合があります。
※製品の仕様は予告なく変更になる場合があります。
Q&A / 技術的なご質問
Zenmuse L1の保護等級は何ですか?
L1は、IEC60529規格に従ったIP54規格です。これは、サイズが1 mmを超える固形物体やあらゆる方向から飛散する水から保護されていることを意味します。ただし、この保護等級は恒久的なものではなく、機器の損耗により時間とともに下がります。
保護等級を最大限に高く維持するには:
- 取り付ける前に、ジンバルの節箇所や表面が乾いていることを確認してください。
- 使用前に、ジンバルが機体にしっかりと装着されており、SDカードの保護キャップがきれいで、異物が付着しておらず、閉じていることを確認してください。
- SDカードの保護キャップを開ける前に、機体の表面を拭いてきれいにしてください。
Zenmuse L1はどの飛行プラットフォームと互換性がありますか?
L1はM300 RTKと互換性があります。使用前に、機体と送信機のファームウェアを最新バージョンにアップグレードしてください。
Zenmuse L1はどのアプリケーションと互換性がありますか?
L1は現在、DJI Pilot APPにのみ対応しています。
カメラにはSDカードが必要ですか?
クラス10以上の転送速度またはUHS-1規格のMicroSDカード(最大256 G)が必要です。
Zenmuse L1 LiDARの視野角(FOV)はどのくらいですか?
非反復スキャンモードでは、FOVは70.4°x 77.2°です。
反復スキャンモードでは、FOVは70.4°x 4.5°です。
L1の最大測定範囲はどれくらいですか?
L1の最大測定範囲は190 m@10%、100 klx、450 m@80%、0 klxです。
推奨される標準的な動作高度は50 m~120 mです。
Zenmuse L1のスキャン周波数はどのくらいですか?
L1には3つのスキャン周波数として1リターン/2リターンでは80K/秒、160K/秒、240K/秒、3リターンでは80K/秒、240K/秒があります。
Zenmuse L1にはいくつのスキャンモードがありますか?
L1には2つのスキャンモードとして非反復モードと反復モードがあります。
Zenmuse L1は何種類の反射波をサポートしていますか?
L1がサポートする3種類の反射波として
1リターン
2リターン
3リターンがあります。[TR2]
Zenmuse L1のリアルタイム点群モデリングとは何ですか?
L1は、RTKに基づいて点群モデルを収集し、収集したモデルをDJI Pilotにてリアルタイムで表示します。
以下の機能に対応しています。
- 回転、ドラッグ、ズーム、視点のクイックスイッチ、センタリング。
- 複数の色付けモード(RGB、反射率、高さなど)、距離。
Zenmuse L1は高精度後処理モデリングをどのように実行しますか?
高精度後処理モデリング用に、SDカード内のデータをワンクリックでDJI Terraにインポートできます。これにより、高精度のPPK-IMU位置および方向計算に対応した色付き点群モデルが生成されます。
Zenmuse L1はどのモデル構築形式に対応していますか?
- L1は以下のモデル構築形式に対応しています。
- 点群形式:PNTS、LAS、PLY、PCD、S3MB。
Zenmuse L1はどのタイプの飛行ミッションに対応していますか?
L1は現在、2Dオルソモザイクと飛行帯マッピングの飛行ミッションに対応しています。
L1のIMU精度はどれくらいですか?
標準的な飛行では、L1のIMU精度は0.025°(ロール/ピッチ)/0.15°(ヨー)です。この精度は、DJI ラボ環境にて、以下の条件が全て揃っている状態で測定:
5 分間のウォームアップ後、DJI Pilot でキャリブレーション飛行を有効にした状態でマッピングミッション中、RTK ステータスが FIX の状態。
相対高度 50 m、飛行速度 10 m/s、ジンバルピッチ -90°、飛行ルートの各直線部が1000 m 以下に設定。
DJI Terra を後処理で使用。
Zenmuse L1視覚補助カメラは何に使用されますか?
ビジョン補助カメラは高度データを提供します。これは、GNSS信号の取得に一時的に失敗しても、最大60秒間精度を維持します。 サポート状況は近日公開予定です。
L1のRGBカメラは何に使用されますか?
L1のRGBカメラは、写真撮影や動画録画のための基本機能を備えており、レーザースキャン中に点群データへリアルタイムにカラー情報を提供します。これにより、L1はトゥルーカラーの点群とモデルを出力できます。 レーザースキャンと動画録画は同時に機能しません。
L1の測量とマッピングの精度はどれくらいですか?
飛行高度が50 mの場合、垂直精度は5 cm、水平精度は10 cmになります。この精度は、DJI ラボ環境にて、以下の条件が全て揃っている状態で測定:
5 分間のウォームアップ後、DJI Pilot でキャリブレーション飛行を有効にした状態でマッピングミッション中、RTK ステータスが FIX の状態。
相対高度 50 m、飛行速度 10 m/s、ジンバルピッチ -90°、飛行ルートの各直線部が1000 m 以下に設定。
DJI Terra を後処理で使用。
L1は夜間でも機能しますか?
L1のLiDARモジュールにはアクティブ検出機能があり、夜間などの低照度条件でも地形をスキャンして通常の点群を収集できます。
L1のLidarモジュールはどのスキャンモードを採用していますか?
L1のLiDARモジュールは高度なフレームスキャンモードを採用しています。これにより、収集されたすべての点群が有効な点群データになります。
Zenmuse L1の測量およびマッピング操作の精度はどのくらいですか?
飛行高度が100 m、速度が13 m/秒の場合、M300 RTKとL1を使用した1回の飛行で、2 km2の領域をカバーするデータを収集できます。
Zenmuse L1の応用シーンは何ですか?
L1は、次のようなシーンで広く使用できます。
- 地形測量とマッピング
- 送電線路の飛行帯モデリング
- 緊急時測量およびマッピング
- 詳細モデリング
- 農林業調査
Zenmuse L1はM300 RTKのどのジンバルに取り付けることができますか?
L1は、M300 RTKの向かって右下にあるジンバルポートまたは上部にある上方ジンバルに取り付けることができます。現在、シングルジンバルモードのみをサポートしています。